ユニオンジャックを纏う赤い靴 オリンピック採用の伝統ブランド その名も『WALSH』

この記事はこんなヒトにオススメ
  • スポーツシューズが欲しいけど、ハイテク感満載のは苦手
  • スタイリッシュなロンドンスタイルに憧れがある
  • 何と言っても赤い靴が好き

本日紹介は、伝統的な日本の童謡ではなく、トラディショナルな英国らしさが随所に伝わるアイテムになります。英国というと、ポールスミスやバーバリーといった上質系正統派ブランドのイメージがパッと浮かびますが、本日紹介するWALSHも英国らしさを存分に魅せつけるスポーツシューズブランドとなります。

目次

<ブランド紹介>WALSH(ウオルシュ)って、そもそもどんなブランド?

Hico’s memo(ブランド紹介)

ブランド名:WALSH(ウオルシュ)

Norman Walsh(ノーマン・ウォルシュ)が1961年に自分の名を冠したスポーツシューズブランドNorman Walsh Footwearを設立。彼は14歳で学校を離れ、父の後を追いシューズビジネスを目指す。公の場で名が知れ渡るきっかけになったのは、なんと齡16の時。彼のシューズが1948年にロンドンオリンピックにて正式に採用されたことにはじまる。現在は陸上競技だけでなく、エベレスト登頂隊やトレイルランニング、ラグビー、クリケット等、さまざまなフィールドでスポーツシューズを製造し高い評価を得ている。10人前後の熟練した職人たちによって、一足一足丁寧に作り続けられ、英国を代表する唯一無二のスポーツシューズブランドとして君臨し続けている。

公式HP : https://www.walsh.jp

<アイテムレビュー>WALSH ENSIGN CLASSICについて、ぶっちゃける

購入した商品は?きっかけは?

  • ブランド名:WALSH(ウオルシュ) 
  • サイズ:27.5cm
  • 定価:¥27,000
  • 購入時期:2022年10月

WALSHは今回の購入で3足目の所有となります。長きにわたり最前線で活躍してきた先輩の2足はそろそろ任務を終えようとしており、そんなところに舞い込んだきた1足が今回紹介するアイテム!!実際のところは行きつけのお店でタイミング良く格安で譲ってもらえました。と、所帯じみた話。

Sana

いやいや少しでも安く購入すべく、足繁くお店に通う。努力の賜物です!

今回購入はレッド×オリーブ。
先輩の2足(右写真)を足して割ったような配色でした(笑
10年戦士達。まだまだ現役、頭が下がります。
特にグリーン系の靴は他に所有してないので重宝してます

ちなみに前2足もセール品でしたね。WALSHを積極的に導入してるセレクトショップでたまたま商品入れ替え時期の型落ち的な感じだったかなと記憶してますが、同じ品番を色違いで購入の大人買いでした。

セールというても1万円超えなわけで安易に購入できる額ではないです。購買意欲と季節外れのセールのたまたま良いタイミングが重なった感じですかね。

同じ品番を大人買いしちゃうくらい、魅力の詰まったアイテムということをご理解くださいませ。

Sana

決してWALSH=セール品が多いというわけではないよ

ロンドンを感じるデザイン

なんと抽象的な表現。。でもデザイン見てると◯◯っぽいなーって思う時ってありませんか?

「これフランスっぽい配色よね」「この精巧な感じはドイツか」「洗練された北欧デザイン」みたいな。ショッピングしてる時とかに、あるあるです。伝統と最先端、相反する2つを両取りできちゃうそれがロンドンデザイン

WALSHは前述の通り、原形はスポーツシューズ。スポーツシューズというと厚底だったりカラーリングがいかにもっていうコテコテなのが多い(それが良かったりもする)んですが、こちらのMr.ロンドン様はとことんシンプルでシック。ローカットスニーカーなのでフォルムもスッキリ。主張しすぎないスタイリッシュな逸品です。

Hico

サイドに付いたユニオンジャック(英国旗タグ)、そして踵のブランドロゴもおしゃれなワンポイント!

Sana

WALSHといえば的な共通項の定番よね

バリバリのスーツ姿にゃ無理とは思いますが、細身のジャケパン姿にネクタイちょい緩め。カチッととラフさの中間くらいのスタイルにWALSHは馴染んできそうなんですよね。

Hico

私のそんなロンドンイメージは浅はかかしら?若かりし20代の頃、一人旅した時のロンドンの朝はそんなイメージがあります。

ともあれ余計なものが削ぎ落とされてるからこそ、普段使いはもちろんビジネスシーンでもいけるんじゃないかなって。ドレスコードがますます緩くなってきてる昨今、日本のビジネスマンの夏定番のポロシャツ、チノパンのクールビズにも、どハマりしそうですね。

黒やネイビーの単色アイテムもWALSHには存在するので、スポーツシューズでロンドン風ビジネススタイル♪    アリじゃないかなって、本気で推します。

Hico

今回紹介のは赤がメインのシューズなのでビジネススタイルのイメージわかないかも?

Sana

そ、そだね。赤好きなHico、攻めるね
でも確かに・・・ホワイトやネイビー系の色目なら鉄板コーデが出来そうなんだけどね。

デザインだけじゃない、機能も熱い!

今回紹介のモデルはENSIGN CLASSIC(エンサイン クラシック)。エンサインはWALSHのなかで10数個あるモデルの一つで1981年のニューヨークマラソンに参加するボルトンチームに向けて開発提供をしたモデルになります。細やかな波型パターンで滑りにくいソールは着地時の衝撃を和らげ、しっかりと地面を捉えてくれます。

履きやすい靴ってなんだろう?

最近スポーツシューズの主流はスピード重視の厚底系だと思いますが、タウンユースを考えた場合はやはり軽さと滑りにくさ。ある程度硬めの方が地面の設置面を捉えるし、滑りにくい=グリップ力がある方が勾配のある道でも足裏やふくらはぎへの負担を吸収するかなと。機能面は安心二重丸です

あれ?

ここでちょっとタイピングする指が止まりました。。ここから本ブログの構成では、ソールのことを触れてこうと思ってたんですが、想定外事項発生です。

Sana

どうしたの?Hico

Vibramじゃなーい?!

Hico

(もう一回言います)Vibramじゃなーい?!

突然出てきた新たな単語=Vibram(ヴィブラム)。知る人ぞ知る一流アウトソールメーカーです。このワードだけでもテンション爆上がりです本来は。私が知ってる限り、WALSHのソールはヴィブラムのイメージが強く、冒頭お話しした2足もヴィブラムソールを要していました。ですけれども今回紹介のアイテムの波型ソールは似てはいるものの証明する「Vibram」マークが無い(汗。。下記参照

10年戦士のソールがこちら。
まだまだイケるぜーとVibramロゴが存在をアピールしてるよう
ぶっちゃけ左写真の存在を知らなきゃ特に気にならないんですが。。何だか間違い探しのようです。。

調べてみたもののWALSH=VIbramのコラボ関係がどうなったのか、現在の両者の関係がわからないです。公式ページでも記載なく、、大人の事情が絡んでるのかなぁ?冷静に仮説を2つばかりご用意してみました(あくまで仮説)

  • 仮説1:ライセンス切れ?コラボ完全解消?独自路線のソール展開

契約交渉で折り合わず、ソール使用ができなくなった。コラボ関係は完全解消?でも波型デザインは変えず、ひっそりロゴをVibramからWALSHに変更した説。別のソールメーカーと提携、独自路線への転換、ソールのPB化をはかっている可能性も十分に考えられます。

  • 仮説2:コラボは継続。ロゴだけ使用不可 

Vibramのロゴの宣伝効果って抜群ですからまぁまぁコスト高だと思われます。でも機能面考えたらやっぱりVibramだよねってことで結局、ロゴ使用はNGだけどVibramソールは使って良いよ的なところで両社の折り合いがついたなんてのもありそうな話。Vibramロゴは他社ロゴとの同じソール面での使用を基本認めていないようで、仮説2を後押ししている。

個人的には後者のこちらの理由であることを望んでます。VibramだからWALSH買おうぜって一番の購入理由にはなってこないものの、中身がVibramって知ってると知らないでは雲泥の差。コロナや戦争、円安等の影響に伴い、商品値上げが止まらない昨今。値上がり幅をロゴの有無で抑えられるなら許容できる。

名を捨てて実をとる。仮説2であることを切に願います

豆知識:NewBalanceとSuicokeの一部モデルのみ、ソール面でのロゴの併用使用が認められているそうです(2023年春現在)

と、実際のところはどうなのか。。仮説2であることを信じ、Vibramをざっくり紹介しておきます。

Hico’s memo(ブランド紹介)

ブランド名:Vibram(ヴィブラム)

イタリアの登山家ヴィターレ・ブラマーニがゴム製アウトソールメーカーとしてヴィブラム社を創業。展開するソールはヴィムラムソールと呼ばれており、登山等にて、地面へのグリップ力を高めるため、ゴツゴツした靴底が有名。ルーツは登山靴ですが、最近ではファッションアイテムとして取り入れられている。ヴィブラムについてはもっと語りたいのですが、それはまた別のお話で。

公式HP: https://www.vibram.com/jp
Hico

黄色地の八角形ロゴ。あまり靴に馴染みがない人でもこのロゴは見たことあるかもね〜。是非ググってみてください

<コーデ録>本日のアイテムを使ってコーディネートしてみる

Vibramショックから立ち直りWALSHネタに戻します。今回のコーディネートセレクションではビジネスライクなクールビズを試してみました。普段ビジネスコーデを取り入れていない私、加えてポロシャツの裾「イン」もしない。感覚がずれてないかちょっと心配ですが、何事も挑戦です。

ビジネスライクの赤シューズ。ドキドキ

「コーデ」ィネートの記「録」+「ログ」(思い出)を残す

コーデ録Vol.3:レッド×ベージュ×ブラック

足元の赤は差し色的な感じで際立ちすぎる傾向があります。カジュアルスタイルならともかくクールビズとはいえビジネスライクに取り入れるのはなかなか骨折り。。

そこで肌馴染みが良いベージュのチノパンを取り入れ、ビビットな赤を少しでも和らげてくれる効果を期待してみました。今回のシューズは全体にオリーブ比率も高いのでベージュとの相性もしっくりきてます。

このチノ、実はボタンが赤なんです。ベルトどれにしようかなって思ってたところ、ベルトなしいけちゃう?みたいな思いつきを実践。ベルトとシューズのコーデは定番と思いますが、ボタンとシューズの合わせって茶目っ気ありでしょ。

上半身は黒ポロシャツと紺リュックで定番色でのベースを作り、ビジネスコーデを後押し。ワンポイントのリフレクターポケットが粋な印象を与える。(写真ではわかりづらいですね。。)

後ろ姿はポロ裾「アウト」。やはりカジュアル感、出ますね。裾の「イン」「アウト」に正解はないので、見た目での判断で良いかと。ポロシャツにありがちで注意が必要なのは裾が伸びきってだらしなくなってしまうこと。そん時は「イン」で隠すが正解ですね。

コーデアイテム

narifuri(ナリフリ) ドライポロシャツリフレクターポケットNF1020

The Academy Denim&Tailoring  オリジナルパンツ1406-0052/0070

CAMPER(カンペール) HAMBURGERリュック ¥35,200

コーデ録Vol.4:レッド×ベージュ×オフホワイト

もう一丁。下半身はそのままに上半身チェンジ。

こちらは普段あまり着なくなりましたが、20代の時に購入した古着です。購入時から古着ですが、そこから軽く15年以上時を経て、さらに渋みが増してますかね笑

白地に茶色のレトロデザインをあしらったポロシャツ、襟も超絶クール、真っ白ではなく生成りがかった色合いが、ベージュと馴染む。そして茶系のレトロデザインとレッドWALSHも絶妙にハーモニーを奏でてる様。

チノではなくフレアパンツだったら、サタデーナイトフィバーを連想させる(笑

コーデアイテム

古着(日本製)、ブランド等不明 C-GH63

赤とベージュの組合せは女性コーデに特におすすめと思います。赤ってバキバキ主張してくる色なので苦手意識を持ってる方も多いと思います。例えば赤ニットや赤カーディガンといった上半身にベージュ系のふんわりスカートとかコーデすると悪目立ちは回避できるのではないかなって。是非是非押さえてほしい王道のカラーコーデです

その他ギャラリー

<おまけ推し>開封の儀、これもまた楽し

おまけ推しの本章もVibram絡みを考えてたのですが、それも叶わぬ夢(原稿もぽしゃり)。。何が良いかなって再考し、ふと思いついたのがこちら。包装紙です。

よく見るとWALSHの歴史がわかるんですが、これがまた英国新聞を模しているようで心くすぐられちゃいます。たかが包装紙、されど包装紙。アイテム自体と直接関係ない部分ではありますが、こういうさりげない仕様が萌える。

Sana

ファン心わかってるよね。
一度しかない開封の儀、ニンマリ顔のHicoの顔が浮かぶわ笑

これぞロンドンを感じるデザインの真骨頂なのではと思い知らせるおまけの決定打なのでした。

こんな感じで2回目投稿も無事終了!

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