中綿ベストって何でしょ?ダウンベストと違うの?秋コーデに重宝するベストのあれこれ、知ってるようで知らない豆知識を紹介します!

この記事はこんなヒトにおすすめ
  • ダウンベスト(もしくは中綿ベスト)の購入を検討してる人
  • 中綿ベストって何?ダウンベストとの違いを知りたい人
  • その他ベストのあれこれを知りたい人
Sana

急に寒くなってきたけど、今時期(10〜11月)って何を着れば良いのかしらね?

Hico

難しい季節だね、暑かったり寒かったり。

Sana

Hicoはこの時期は毎年決まったコーデしてる印象があるわ

Hico

私の秋コーデはたいていダウン(もしくは中綿)ベストで決まりだね
そうそう、そんなベストが本日の主役です!f

目次

ダウンと中綿の違いを知っておこう

ダウンベストのイメージ

ダウンベストでフリー画像検索したらこちらが出てきました。ダウンベストでイメージするもの、まさにこれですよね。

日常のコミュニケーションにおいても、

A「そのダウンベストいいね〜」

B「ありがと、このダウンベスト今年買ったけどすごい暖かいんだよ」

よくある会話シーンですが、Bさんは少し忖度しました。実際着用してるベストはダウンではないのですが、会話を途切れさせたくないばっかりに相槌を打ちました。

それだけダウンベストのイメージは確立しているものです

Sana

フンワリ・フワフワ・モコモコしてたらダウンじゃないの?

Hico

ダウンのイメージってまさにそれなんだけど、たような素材で中綿もあるんだ。ダウンと中綿は全く違うんだよ

見た目だけじゃ判断できない・・・知ってるようで知らない・・・中綿とダウンの違いに触れていきます!

中綿ベストって何?

中綿ベスト

中綿は人工ダウンとも言われる。ナイロン生地に綿(ポリエステル等の化学繊維)を詰めて、キルティング加工を施したアイテムの総称

ダウンベスト

ダウンは水鳥の天然羽毛のこと。見た目は中綿ベストと変わらずフンワリしているため、見た目では違いに気付かないことが多い。水鳥の種類はグースとダックが一般的で、グースの羽の方が良質といわれている

Sana

なるほど、似て非なり。違いは天然羽毛か化繊ってことなのね

Hico

そゆこと。さらにそれの袖無し=ベストってことだね。袖ありはダウンジャケットとかダウンコートとか説明するまでもないか。

ダウンと中綿のメリット・デメリット

次に中綿とダウンの違いをメリデメでご紹介。

あくまで双方を比較した上での評価なので、いずれかが極端に劣ると言う意味ではないのでご容赦を。

ダウン(天然・羽毛)中綿(人工・化繊)
体感・軽さ
フンワリ感と軽さこそ、天然素材のストロングポイント。羽毛同士が絡まない特性がある

保温性
羽毛が絡まない=吸放湿性が高まる。衣服内の湿度や温度を快適にキープしコントロールできる

耐水性・メンテナンス
耐水性は中綿に比べ劣るため、クリーニングがベター。ランニングコストは割高

耐久性
使用頻度が高いと羽毛が抜け落ちヘタリが出てフンワリ感は時期に失われていく

価格
天然ゆえ高額になりがち

体感・軽さ
ダウンと比べると、劣るのはやむなし(決して重いわけではない)

保温性
天然に追いつけ追い越せで機能を再現している。天然に劣るわけではなく、あくまで比較した場合の評価

耐水性・メンテナンス
水や湿気に比較的強い。ホームクリーニングが可能なアイテムも多い。全てではないのでダグを確認の事

耐久性
使用法やクリーニング頻度にもよるが、一般的には天然より機能維持のパフォーマンスは高い

価格
大量生産が可能なため、価格は抑えられる。但し最新テクノロジーによるものは割高になりがち

化繊と侮るなかれ。最近の研究の進歩は素晴らしい、中綿とダウンの差は言うほどないのが実際です

Hico

保温性なんかは極限の環境でもない限り、中綿で十分と思うよ

Sana

確かに比較するとさほど違いはなさそうだけど、やっぱり私は天然の方が好きかな

Hico

そうだね、好みはあれど・・・なんとなく天然って人は多いんじゃないかな〜。イメージ優先的な
せっかく知識が身についたし、コストはもちろんデザインとか機能面、色んな要素で比較してほしいところです

ベストの良さってなんだ?いつ着る?

ダウンと中綿の違いに触れてきましたが、今回の主役はあくまでベスト。

ベストとジャケットの比較においてはロングスリーブのため、暖かさの違いは目に見えて明らか

それ以外の違いでベストに優位性がある点は、袖無し部分を活用して、多彩な着こなしが楽しめる事かなと思ってます。

人によっては、ベストってオシャレ感でないよねっって思ったりするかもですが、ちょっとした工夫で最上のオシャレアイテムになります。袖無しの動きやすさも相まって個人的にはお気に入りの一つです。

あとは思いのほか、着用期間が長い。10月〜12月、3〜5月と真冬・真夏を除いて使用できる。インナー使いも考えると1年の半分以上使用できるのはありがたい限りですね。(あくまで東京の気候をベースに考えております)

ベストのストロングポイント
  • 多彩な着こなしが楽しめる
  • 着膨れせず、アクティブに過ごせる
  • 春秋と1年の半分、長期着用が可能
Hico

体感的にベストは10度以下だと寒いって感じるのでこれからの季節(12月)は要注意だね〜、天気予報をよく確認のこと

<おまけ雑学>ダウンとフェザーの違い

Sana

ダウンベストのタグ表記見てたらダウン〇〇%、フェザー〇〇%ってあったのよね。

Sana

中綿とダウンの違いはよくわかったけど、フェザーって何かなぁ?

Hico

よく見てるね、本日の最後はおまけ推しならぬ、おまけ雑学として触れていきましょう

これまた知ってるようで知らないダウンとフェザーの違い

ダウン

水鳥の胸部分に生えている羽で一羽から取れる量が非常に少なく高級。見た目はタンポポの綿毛のようで、天然のメリットの保温性や暖かさの源。羽軸がない分、軽さにも長けている

フェザー

真ん中に軸がある、私たちがイメージする(赤い羽根募金のような)いわゆる羽です。羽軸があり湾曲してるため、通気性とボリューム感に長けているのが特徴

左がダウン、右がフェザーです。画像:ミヤマ(株)http://www.miyama-analysis.net/
Sana

ダウンもフェザーも天然なんだね、使用してる部分が違うのね。確かに・・・Sanaも体の場所によって毛質がちょっと違ったりする

ダウンとフェザーの黄金比率は?

ダウンとフェザーの比率は良質なダウンベスト選びをするうえで、是非押さえておきたいポイントの一つです。

(あくまで一般論ですが)黄金比率はダウン9:フェザー1です

フェザーよりダウンの方が高級ですので、ダウン比率が高いのが良いのは明らかですが、ボリューム感あるアイテムに仕上げるために、特性を活かし、あえてフェザーを増やしたりする場合もあり、あまり数値だけに振り回されない方が良いという向きもあります。

目安としてですが、ダウン比率7以上欲しいところ。そこから黄金比率に近づいていくと安心度も増すかなって思っております。

あまりにフェザー比率が高い場合だとガサガサ音がしたりする場合もありますのでご注意を。

顕微鏡で見たダウンとフェザー。軸の有無がわかると思います。画像:ミヤマ(株)http://www.miyama-analysis.net/

参考までに高級ダウンを取り扱うラグジュアリーブランドの代表格MONCLER/モンクレールなんかは黄金比率9:1へのこだわりが強いようです。

Sana

購入時はタグ確認しないとだね

本日のあとがき

ダウンとフェザーの話を出した時点で、フィルパワーなんかも触れるべき?と思ったりしたのですが、本日投稿はここまでとします。

ダウンコートとかダウンジャケの方が、フィルパワーとかの数値、モロに気になりますからね〜。その時に詳しく。

今月やっと1投稿目です。。なんだか時間が取れない月でした。。次回はベストの着こなし紹介します。

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